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ニュース・フラッシュ

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2021年1月4日 リマ 栗原健一

ペルー:エネルギー鉱山省職員ら、San Gabriel金プロジェクトの先住民事前協議で襲撃受ける

 エネルギー鉱山省(MINEM)は2020年12月22日付けの声明で、San Gabriel金プロジェクト(Moquegua州)の先住民事前協議プロセスの一環である情報共有ワークショップ実施を目的としてSanta Cruz de Oyo Oyoコミュニティに到着したMINEM職員3名と、業務委託業者1名が、12月21日に複数の人々による襲撃を受けて負傷したほか、10kPEN(ヌエボ・ソーレス)相当の機材が強奪されたとことを明らかにした。
 MINEMは、本件は死者が発生する可能性もあった事件であるとして、既に警察や検察に対する届け出を行い、責任者を特定する方針を明らかにした。
 また、実施が予定されていた情報共有ワークショップは、法規定に基づき、数週間前からコミュニティとの準備調整が行われていたとした上で、事件の発生を受け、今後コミュニティとの間で新たな日程の調整を行う方針を示した。
 さらに、デモ抗議の実施は憲法で認められた国民の権利ではあるが、あくまでも平和的に行使されなければならないと表明した。

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