閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
その他
2021年1月25日 北京 塚田裕之

中国:2020年、新エネルギー自動車生産・販売台数が共に136万台を上回る

 中国汽車工業協会のデータによると、2020年、新エネルギー自動車(以下、「新エネ車」という。)の生産・販売台数はそれぞれ136万6千台(前年比7.5%増)、136万7千台(前年比10.9%増)を達成し、前年比でプラスに転じて市場予想を上回った。そのうち電気自動車(EV)の生産・販売は、それぞれ110万5,000台(前年比5.4%増)、111万5,000万台(前年比11.6%増)であった。プラグインハイブリッド車(PHEV)の生産・販売はそれぞれ26万台(前年比18.5%増)、25万1千台(前年比8.4%増)で、燃料電池自動車(FCV)の生産・販売は共に1千万台で、それぞれ前年比57.5%、56.8%の減であった。中国公安部が発表したデータによると、2020年末までに、国内の新エネ車保有台数は前年比29.18%増の492万台に達し、自動車全体の1.75%を占め、2019年より111万台を増えた。そのうち、EV保有台数は400万台で、新エネ車全体の81.32%を占めている。生産・販売の月次状況から見ると、2020年7月から成長傾向を見せており、伸び幅も徐々に拡大した。毎月の生産・販売数値は最高値を更新し続け、12月には過去最高値を更新した。12月の新エネ車の生産・販売台数は23万5千台(前年同月比55.7%増)、24万8千台(前年同月比49.5%増)であった。そのうちEVの生産・販売はそれぞれ20万3千台(前年同月比55.2%増)、21万1千台(前年同月比47.5%増)で、PHEVの生産・販売は、それぞれ3万2千台(前年同月比69.2%増)、3万7千台(前年同月比71.6%増)で、FCVの生産・販売台数はそれぞれ264台(前年同月比81.3%減)、229台(前年同月比83.7%減)であった。
 新エネ車分野において、長年にわたって全体の産業チェーンの成長を進めることによって、各段階が次第に定着し、新エネ車製品を充実させ、市場の需要に応えている。新エネ車が利用できる環境も徐々に最適化され、ますます消費者から認められる。人気の高い車種が発売することによって、市場需要を支え続けている。

ページトップへ