豪：豪州における金属鉱業産業の四半期M&A、件数が減少も総額は5.17bA$と急増

　2021年2月1日付けのメディアによると、豪州では金属鉱業産業の2020年10～12月四半期における企業合併買収（M&A）が、件数で75件と前四半期比37％減となり、過去4四半期における平均数と比較して3.9％減となった一方で、総額は5.17bA$と、前四半期比で9倍以上、過去4四半期における平均額と比較して4倍近くとなり、同四半期における世界の金属鉱業産業におけるM&A総額の27.3％を占めたことがGlobalDataの調べで明らかになった。この総額5.17bA$の90.4％に相当する4.67bA$は、買収額で上位5位に入ったM&Aによって占められており、豪Northern Mineral社による豪Saracen Mineral社のM&A額4.11bA$や、豪Pilbara Minerals社が豪Altura Mining社からWA州Alturaリチウム鉱山を買収した際に支払った175mA$などが含まれているとされている。