中国：2020年アンチモン関連製品輸出入状況

　中国税関統計によると、2020年12月のアンチモン鉱石及び精鉱輸入量は、前月比64％減の835.1tで、前年同月比85.8％減となった。2020年通年の輸入量は前年同期比31.7％減の42,774.1tであった。主にタジキスタン（17,569.4t、前年比34.4％減）、豪州（11,573.1t、同65.6％増）、ロシア（11,386t,同39.7％減）、ボリビア（1,067.8t、同3.9％減）、ミャンマー（536.1t、同92.2％減）から輸入した。
　2020年12月の酸化アンチモン輸出量は、前月比8.2％減の3,683.1tで、前年同月比8.5％減となった。2020年通年の輸出量は前年比11.1％減の37,456.8tであった。主に米国（14,685.8t、前年比15.2％減）、台湾（4,745.6t、同14.4％増）、韓国（3,302.3t、同1.2％増）、日本（2,524.4t、同32.4％減）、マレーシア（2,387t、同23.7％増）、インド（2,170.3t、同13.0％減）に輸出されている。
　2020年12月の未圧延アンチモン輸出量は、前月比20.5％減の378.7tで、前年同月比69.9％減となった。2020年通年の輸出量は8,105.4tで、前年比36.2％減となった。主に日本（1,822.1t、前年比4.5％減）、ベルギー（1,684.2t、同25.9％減）、韓国（1,267.2t、同46.6％減）、米国（793.4t、同18.7％減）に輸出されている。