ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- 錫
中国:2020年12月、国内の錫精鉱輸入が再び減少、錫地金の純輸入は継続的な伸び
中国税関のデータ統計によると2020年12月、錫精鉱の輸入量は前年同月比19.1%減の16,162tで、前月比7.8%減となった。金属量に換算すれば、前年同月比7.9%増の3,861tで、前月比5.2%減となった。このうち、ミャンマーからの輸入量は前年同月比27.5%減の13,735tで、前月比10.2%減となった。金属量に換算すると、前年同月比18.6%減の2,405tで、前月比11.8%減となった。12月のミャンマーからの鉱石輸入量は輸入総量(実物量)の85%を占め、2か月連続で減少した。12月、ミャンマー政府がコロナ感染拡大防止のため閉鎖措置を取るという情報があり、錫鉱石の輸入がやや減少した。DRコンゴから錫精鉱(実物量)493tを輸入したが、1千t台には至らなかった。また、12月には豪州から1,111t輸入し、前月比56.9%増と大きく伸びた。2020年通年の錫精鉱年間輸入量は、前年比11.3%減の158,145tで、金属量に換算すると前年比13.5%減の33,131tであった。
2020年12月の錫地金の輸入量は、前年同月比63.2%増の1,467tで、前月比18.4%減となった。国別に見ると、インドネシアから705t(前月比55%減)、マレーシアから420t(前月比740%増)を輸入した。2020年通年では、前年比466.8%増の17,719tであった。12月単月の輸出量は、前年同月比82.2%増の390tで、前月比1.3%減となった。通年では、前年比26.6%減の4,478tであった。
