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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石 その他
2021年3月1日 シドニー Whatmore康子

豪:Rio Tinto、2021年は先住民との関係再構築など、環境社会ガバナンスの強化に焦点

 2021年2月18日付けの地元メディアによると、Rio Tintoは、同社が2021年においては先住民との関係や温室効果ガス(GHG)排出削減などを含む環境社会ガバナンス(ESG)の強化に焦点を当てることを明らかにした。Rio Tintoは、同社が操業するWA州Brockman 4鉄鉱石鉱山において2020年5月に発破作業を行った際に先住民の岩石住居遺跡を破壊して以来、同鉱山における先住権原保有者であるPuutu Kunti Kurrama部族及びPinikura部族(PKKP)との関係の再構築を続けているが、同社が同部族の信頼を回復するまでには更なる時間と努力を要するとしている。同社は2021年2月、この先住民遺跡の破壊を背景に、同社がWA州で鉄鉱石事業を行う鉱山のうちBrockman 4鉱山を含む5鉱山の資源埋蔵量を、これらの鉱山に近接する先住民遺跡を保護することを目的に合計54百万t下方修正したと発表している。また、同社はGHG排出削減に関し、同社の顧客によるGHG排出量も含めたScope 3排出量の削減目標値を同社としては初めて設定したと表明しており、この詳細を2021年2月下旬に発表するとしている。

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