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クック諸島:クック諸島政府、商業目的に基づく海底鉱物資源の採掘に対する認可の可否は、数年後に決定
2021年2月23日付けのメディアによると、クック諸島政府のMark Brown首相は、同政府のAlex Herman海底鉱物資源長官(Seabed Minerals Commissioner)と共に、クック諸島の中でもPalmerston島などマンガン団塊が海底に豊富に存在するとされる離島を訪問し、島民達に対して「探鉱ライセンスに基づき、現在行われる海底鉱物資源の採掘はデータ採取を目的とするものに限り、商業目的に基づく採掘に対する認可の可否は、数年後に決定される。」と述べた。また、同長官はこの訪問において、海底鉱物資源の及ぼす影響についてはかなり解明が進んでいるとして、採掘プロジェクトがこれらの影響を防ぐ能力を備えていることを証明する必要があると述べた。一方、海洋科学者達はこれらの影響に関しては「未だ正確なデータが存在しない」という見方であるとされている。一部推定では、クック諸島の海底には電気自動車(EV)などで必要とされる鉱物資源の潜在的な供給源となりうる多金属ノジュールが約12十億t存在するとメディアは報じている。
