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豪:Clean Energy Finance Corporation、仏Neoen社によるVIC州リチウムイオン蓄電池施設の建設に160mA$を出資へ
2021年2月25日付けの地元メディアによると、豪連邦政府のクリーンエネルギー金融公社Clean Energy Finance Corporation(CEFC)は、仏の再生可能エネルギー企業Neoen社がVIC州で計画する300MW規模のリチウムイオン蓄電池施設「Victorian Big Battery(VBB)」の建設に160mA$を出資することを明らかにした。CEFCによると、Neoen社は、豪州における電力及びガスの系統と市場を管理するAustralian Energy Market Operator(AEMO)と、電力系統の不具合などによる停電を防止する計画であるSystem integrity protection schemes(SIPS)に基づく契約を2020年11月に締結しており、VBBからVIC州とNSW州の連系送電網に250MWを供給するほか、余剰電力を夏季の電力需要ピーク時に両州の送電網に供給するとされている。VBBは、建設期間において80人の雇用を創出し、2021/22年度の夏季に操業が開始されるとされている。CEFCは2019年においても、Neoen社がSA州で操業する世界最大級のリチウムイオン蓄電池施設Hornsdale Power Reserveの拡張プロジェクトに同プロジェクト費用額の50%にあたる50mA$を出資している。
