閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
2021年3月4日 リマ 栗原健一

ペルー:Element 29社、Flor de Cobre銅プロジェクトに関する情報を更新

 2021年2月26日付け地元業界紙によると、Element 29社はFlor de Cobre銅プロジェクト(Arequipa州)の進捗状況に関して同社Webサイトで発表した。同社によれば本プロジェクトを形成するCandelariaとAtravezadoの2主要エリアは、双方ともCerro Verde、Cuajone、Toquepala、Quellavecoなどペルーの主要銅鉱山が存在するペルー南部の暁新世斑岩型銅鉱床帯に位置している。
 このうちCandelariaエリアは歴史的な案件であり、90年半ばに探鉱を行ったRio Amarillo Mining社は資源量57.4百万t(品位:Cu 0.67%、カットオフ品位:Cu 0.2%)と報告している。Element 29社は、本エリアの現オーナーから権益100%を取得するオプションを保有しており、試錐の実施を目的として、エネルギー鉱山省(MINEM)に提出する環境影響調査(EIA)の作成を進めている。一方、Atravezado銅鉱床に関しても2021年半ばから許認可手続きを開始する計画となっている。
 同社のBooth社長は、本プロジェクトについて、銅資源が豊富で鉱山開発のためのインフラが整う戦略的に優れたエリアに位置しているとし、2021年は資源量の推定に向けて、深部及び北西方向に延びているポーフィリシステムの初生的な銅ポテンシャルの探鉱を行いたいとの考えを示した。

ページトップへ