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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2021年3月4日 モスクワ 秋月悠也

ロシア:Norilsk Nickel社、Oktyabrsky及びTaimyrsky鉱山の操業を一部停止

 2021年2月24日付けの地元報道等によると、Norilsk Nickel社は、地下水の流入により、Oktyabrsky及びTaimyrsky鉱山の操業を一部停止した。
 2021年2月12日、坑道掘削作業中に、Oktyabrsky鉱山における坑道の深度350m地点で天然地下水の流入が確認された。同鉱山の排水施設への水流入が増加したため、安全技術規則と現行法に則って、浸水が止まるまで鉱山の操業を一時的に一部停止することが決定され、浸水処理作業が組織された。
 Sergey Dyachenko第一副社長兼COOはこの状況について、「Oktyabrsky鉱山の操業の一部停止は、従業員の安全確保の予防措置として必要であった。また、連結坑道があり、Taimyrsky鉱山の採鉱層にも水が流入しているため、同鉱山でも操業を一部停止した。現在、更なる水の流入を止めるためコファダムの設置を進めており、設置完了後、坑道に溜まった水量を把握し、早期排水に向けた措置を追加する。両鉱山の一部操業停止が金属生産予想に与える影響の評価は、作業終了後に行う。」とコメントしている。

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