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メキシコ:Fresnillo社、連邦電力産業法改正に対し連邦政府への法的措置を検討
2021年3月2日付け専門紙によると、墨Fresnillo社は、連邦電力産業法の改正により同社の再生可能エネルギー発電が規制対象となる可能性を懸念し、連邦政府に対する法的措置を想定していると明かした。メキシコでは2013年末に憲法改正を伴うエネルギー改革が行われ発電事業が民間に開放されているものの、Andrés Manuel López Obrador(AMLO)大統領は、公共電力調達源として電力庁(CFE)による発電を優先させることを主な目的とする電力産業法の改正法案を2021年2月1日連邦下院に提出していた。同法案は同年3月2日に上院で可決され、大統領の承認をもって公布される。改正により、民間企業による再生可能エネルギーを利用した発電事業が規制され、それによる電力調達の選択制限が懸念されている。Fresnillo社のOctavio Alvídrez CEOによると、同社はFresnillo銀鉱山における使用電力の75%を再生可能エネルギーによって賄うため風力発電プラントをすでに建設し終えているが、改正により同社の計画にも影響が及ぶ可能性があることから、電力調達の権利を保護するため何らかの法的手段を検討していると明かした。
