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インドネシア:南スラウェシ州のニッケル金属輸出が減少
地元メディアが2021年3月3日に伝えたところによると、本年1月のSouth Sulawesi州からのニッケル金属の輸出は、需要の弱まりにより、前年同時期と比較し減少した。同州統計局のYos Rusdiansyah局長は、主要輸出品であるニッケル金属は1月の総輸出額の52.97%を占めたものの、昨年に比べて需要が減少し、魚、エビ、その他の無脊椎動物、シェラック、ラテックス、樹脂、加工肉、魚、木材、木製品も減少したと述べたが、詳細は明らかにしなかった。
インドネシア証券取引所(IDX)上場のニッケル鉱山企業PTVI(PT Vale Indonesia)は、South Sulawesi州のSorowakoにある自社施設でニッケルマットを生産し、住友金属鉱山に輸出している。また、PT Huadi Nickel Alloy Indonesiaは、同州のBantaengで合計50千t/日の能力を持つフェロニッケル製錬所を運営しており、2021年4月の完成を目指し4つの追加炉の開発を進めている。
