ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- 金 アルミニウム/ボーキサイト
ニュージーランド:政府、廃棄物処理の問題を背景にTiwai Pointアルミニウム製錬所の閉鎖に関するRio Tintoとの交渉を保留に
2021年3月9日付けのメディアによると、ニュージーランド政府は、Rio Tintoが権益の80%を保有するNew Zealand Aluminium Smelter(NZAS)社の操業するTiwai Pointアルミニウム製錬所が2024年末に閉鎖することに関して、同政府がRio Tintoと行う交渉を一時保留とすることを明らかにした。同政府はこの理由について、Rio Tintoが同製錬所の産業廃棄物処理についての取り組みを十分に行っていないことがあるとしている。同政府は、同製錬所が炭素系の有毒な廃棄物であるSpent Carbon Lining(SCL)を180千t、Tiwai Pointの廃棄場に保管していることに関し、これらの廃棄物が同製錬所の地下に存在する土壌や地下水にどのような影響を及ぼすかを懸念しており、300kNZ$を拠出して地方自治体機関Environment Southlandに同廃棄場の調査を委託したとしており、この調査の結果が出るとともに、Rio TintoがSCL廃棄物の処理に対する十分な取り組みを行わない限り、同社との交渉を保留とするとしている。
