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ニュース・フラッシュ

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2021年3月23日 シドニー Whatmore康子

PNG:Ok Tedi銅・金・銀鉱山、COVID-19の感染者が急増したことにより14日間の操業停止に

 2021年3月18日付けのメディアによると、Ok Tedi金・銅・銀鉱山は、PNGで同鉱山含めCOVID-19の感染者が急増していることを背景に、感染がこれ以上増加するのを防止するために2021年3月19日から2週間の操業停止を行うと発表した。Ok Tedi鉱山は、この操業停止によって売上高が約59mUS$減額し、現在低迷しているPNG経済に打撃を与えることになるとしている。PNG政府によると、PNGでは2021年3月16日の時点でCOVID-19の新規感染者が128人、死亡者が5人となり、累計の感染者が2,479人、死亡者が31人となったが、なかでも同鉱山の位置する西部州では累計の感染者が324人と、国内行政区画の中でも2番目に高いとされている。一方、豪連邦政府は、同政府の設ける豪州とPNG間の渡航に対する制限に関し、2021年3月初めにOk Tedi鉱山から豪州QLD州に渡航した人のうち5人がCOVID-19に感染していることが判明したことを背景に、これまでこの制限の対象外としていたFly-in Fly-Out(FIFO)の勤務形態による作業員とエネルギー産業の作業員も、同月15日の週から制限の対象に含めるとしている。

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