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2021年3月31日 ヨハネスブルグ 原田武

南ア:過去の探鉱データ提出を義務付ける法律に係るパブリックコメントを開始

 2021年3月10日付け南ア官報において、鉱物資源エネルギー省(DMRE)が地球科学法規則のドラフトに関するパブコメ募集を開始した。同ドラフトは、保有者が同国における15年以前の探鉱データを含む地球科学データを同省所管の地球科学委員会(CGS)に提出することを義務付けており、そのデータをCGSが公開することも規定している。
 メディアによると、南アの地球科学データを収集・開示することで探鉱投資の促進を狙う意図は理解できるとしているが、ドラフトには詳細が欠如しており、CGSとの間で論争になる可能性がある。また、鉱物・石油資源開発法(MPRDA)には、既にDMREへの探鉱データの提出義務が規定されているが、現状ではDMREが機能していないことから、CGSへのデータ移管が出来ず、代わりに民間企業に負担をかけるように見えるとの指摘もある。

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