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インドネシア:ニッケル鉱山会社PT Ifishdeco、製錬所プロジェクトで中国投資家と交渉中
地元メディアが2021年3月26日に伝えたところによると、インドネシア証券取引所(IDX)上場のニッケル鉱山会社PT Ifishdecoは、子会社であるPT Bintang Smelter Indonesia(BSI)を通じ、フェロニッケル製錬所プロジェクトについて中国の投資家と交渉している。PT IfishdecoのChristoforus Pranoto事務局長は、特にプロジェクトの資金調達に関し、現在中国からの投資家と交渉していると述べた。同事務局長は、フェロニッケル製錬所プロジェクトの建設スケジュールと能力に関する詳細を明らかにせず、投資家との交渉結果により、どのような技術を適用するかにもよるとしている。同事務局長は、フェロニッケル製錬所プロジェクトへの総投資額は約1.1mUS$と見積もられているとしている。
同事務局長によれば、PT Ifishdecoは、PT Virtue Dragon Nickel IndustryとPT Sulawesi Mining Investment(SMI)に100千t/月以上のニッケル鉱石を供給しており、2021年は2百万tのニッケル鉱石を販売する計画で、2020年の781,767tと比べ大幅に増加するとしている。同事務局長は、低品位ニッケル鉱石を含め多くの需要が予想され、販売実績を維持し、2021年の売上高は、2020年の395.1bIDR(インドネシア・ルピア)と比較し、1.1tIDRと予測されているとしている。
PT Ifishdeco は、Southeast Sulawesi州South Konawe県にある462haの鉱業事業許可(IUP)鉱区に、3,717万tのニッケル鉱石を保有しており、その内訳として品位:Ni 1.7~2.0%は2,490万t、Ni 1.5~1.7%は550万t、Ni 1.1~1.5%は440万t、Ni 0.6~1.1%は929,401tとしている。
