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フィリピン:Nickel Asia社、フィリピンの鉱業会社として初めてUNGCへ加盟
地元メディアが2021年3月24日に伝えたところによると、フィリピンの鉱業会社Nickel Asia(NAC)社は、世界最大の持続可能性イニシアチブである国連グローバルコンパクト(UNGC)の最新メンバーの1つとして認められた。NACは、フィリピンで初めてUNGCに加盟した鉱業会社となる。2000年にニューヨークの国連本部で正式に発足したUNGCは、各企業・団体が責任ある創造的なリーダーシップを発揮することにより社会の一員として行動し、持続可能な成長を実現するための世界的な枠組み作りに参加する自発的な取り組み。具体的には、UNGCは、人権、労働、環境、汚職の分野で責任あるビジネス慣行に取り組むグローバル企業を支援するするものと、NACのDennis Zamora社長兼CEOは述べている。
UNGCのメンバーとなるため、NACは、UNGCに対し価値観とコミュニティでビジネスを行うためのアプローチを明らかにするとともに、企業と全ての利害関係者との間で、最適な採掘の実施が実行される方法を共有する必要があった。NACのJB Baylonコーポレートコミュニケーション担当副社長は、NAC傘下の全ての鉱業会社の運用や手法が、UNGCメンバーとなることへの舞台を整えてきたと述べるとともに、UNGCの原則は、NACの企業戦略と日常業務に統合されており、UNGCへの加盟により、NACはより強力なピアレビューにさらされるが、これは業界全体にとって有益であり、環境、社会、ガバナンスの問題をいかに効果的に管理するかを報告することにより、自らの実績を証明することに役立つと述べている。
