閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
その他
2021年3月31日 ジャカルタ 川村伸弥

インド:議会、鉱山及び鉱物(開発及び規制)修正法案を可決

 地元メディアが2021年3月23日に伝えたところによると、インド議会は、2021年の鉱山及び鉱物(開発及び規制)修正法案を可決した。同法案は、既存の法律の多くの制限を撤廃することにより、鉱業部門をより産業に有益なものとし、民間企業が鉱物探査事業に従事することもを許可するものとしている。Pralhad Joshi石炭鉱山大臣は、インドの莫大な鉱物資源の可能性にもかかわらず、国が投資を誘致する上で、鉱業分野では十分に調査されておらず不十分なまま活動が行われているため、修正が必要であると述べた。法案は、1957年の鉱山及び鉱物(開発及び規制)法を改正するもの。
 Pralhad Joshi大臣は、インドは石炭で4番目に大きな埋蔵量があるが、それでも石炭を輸入し、また、インド地質調査局の評価によると、約500百万tの金があるが、それでも毎年983tの金を輸入しており、これは約2,290kINR(インド・ルピー)の価値があると述べている。また、同大臣は、南アフリカやオーストラリアと同様の可能性を有しており、GDPへの貢献は、オーストラリア7%、南アフリカ7%に対し、インドは1.75%に過ぎず、主な要因の1つは、GSI、MECL、CMPDIL等の政府機関のみが鉱業に従事しているためであり、法案修正の目的は雇用を生み出すことであると述べ、約550kINRの直接的および間接的な雇用を生み出すのに役立つとしている。

ページトップへ