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- リチウム
米:Rio Tinto、米CA州のBoronホウ酸塩鉱山の廃石からバッテリーグレードのリチウム生産を開始
2021年4月7日付けのプレスリリースによると、Rio Tintoは、米CA州のBoronホウ酸塩鉱山の実証プラントにおいて、廃石からのバッテリー向けリチウム生産を開始した。リチウム回収技術の開発は、米国エネルギー省重要鉱物研究所(CMI)とのパートナーシップによるもの。同プラントは10t/年の炭酸Li生産能力を有しており、2021年を通してプロセスの最適化及びFSを実施し、初期生産能力5千t/年を有する商業規模の工場建設に向けた判断を行う計画。
Rio Tintoは、2021年3月に同鉱山に太陽光発電技術を導入することを発表したほか、加QC州Sorel-Tracyでは二酸化チタン製造施設の廃棄物からの高純度酸化スカンジウムの回収、米UT州ではKennecott銅鉱山の副産物からのテルル回収事業の実証試験に取り組んでいる。同社CEOは3月のプレスリリースの中で、「気候変動問題に効果的に対処するためには、バリューチェーン全体で革新的な新しいソリューションを模索する必要がある。」とコメントしている。
