加：カナダ鉱業協会、廃滓施設管理に関するガイドラインを更新

　2021年4月7日、カナダ鉱業協会（MAC）は、2020年8月に公表された廃滓施設管理に関する国際業界規格（GISTM：Global Industry Standard on Tailings Management）に基づき、同協会の廃滓施設管理に関するガイドラインを更新した。これにより、会員企業はGISTMと同等、若しくはそれ以上に厳格な基準をクリアすることが求められる。同協会はまた、本ガイドラインの適用を休廃止鉱山にも拡大することを検討している。
　本ガイドラインは、同協会が2004年に開発した企業の社会的責任プログラムである「持続可能な鉱業へ向けて（Towards Sustainable Mining、以下TSM）」の一環。会員企業にはTSMへの参加が義務付けられており、危機管理、先住民及びコミュニティへの対応、廃滓施設管理などの8つの領域に関するパフォーマンスについて毎年評価・報告することが求められている。