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鉱種:
2021年4月16日 リマ 栗原健一

ペルー:Las Bambas銅鉱山、首都リマにデジタル操業センターを開設

 2021年4月9日付け地元業界紙によると、MMG Las Bambas社は、2019年にNokia社やTelefonica Peru社と締結したLas Bambas銅鉱山(Apurimac州)デジタル化プロジェクト契約に基づき、2020年7月から4GのプライベートLTEネットワークを導入したことで、データ送信量のキャパシティが拡大したほか、それまで現地での計測を必要としていたセンサーその他の機器についても、安全かつ自動的な接続が可能となり、全操業においてこれらセンサーや機器の位置を把握し、リアルタイムでデータを計測できるようになったと報告した。
 一方、現在操業中のFerrobamba鉱床では、掘削機のリモート運転に関する概念実証(PoC)を目的として、本鉱山から1,000kmの距離に位置する首都リマにデジタル操業センター(第1フェーズ)を開設し、24時間のリモート運転を可能とする体制を構築したことを明らかした。
 さらに、本鉱山においては今後も拡張現実、デジタルツイン、産業用モノのインターネット(IIOT)などの新技術導入を検討していくとした一方、現場の労働者数をできる限り削減したい方針であるほか、2021年の操業開始に向けて最終許認可手続き中のChalcobamba鉱床では自動運転トラックの導入を検討している旨明らかにした。

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