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- 鉛 銀 亜鉛
ロシア:Pavlovskoe鉱床の亜鉛含有量は2百万tと評価
2021年4月15日付けの地元報道等によると、First Ore Mining Company社は2021年4月、Pavlovskoe鉱床(アルハンゲリスク州)の鉱物資源量評価の結果を発表した。JORC規定による鉱物資源量は55百万t(亜鉛換算平均品位4%)、金属含有量は亜鉛2百万t、鉛430千t、銀30.3百万ozと評価されている。また、2020年に実施された検証ボーリング・プログラムにより、精測・概測資源量評価のための十分な信頼性が得られ、最優先の採掘が予想される採鉱場の地表近くの鉱化分布パターンを明確化できたとされ、さらなるボーリングを実施し、2021年にはプレFSの作成と鉱石埋蔵量評価を予定している。
Pavlovskoeプロジェクトは、First Ore Mining Company社(国営企業Rosatom社の採掘部門企業ARMZ Uranium Holding傘下)が2013年から実施しており、鉛精鉱・亜鉛精鉱生産の採鉱選鉱コンビナート建設が予定されている。Pavlovskoe鉛・亜鉛鉱床(Novaya Zemlya列島Yuzhny島)は1990年代末に発見され、銀含有鉛・亜鉛鉱石の埋蔵量ではロシアの5大鉱床に入るとされている。
