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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2021年4月28日 ジャカルタ 川村伸弥

インドネシア:国営電力会社PT PLN、再生可能エネルギーで製錬所への電力供給をサポート

 地元メディアが2021年4月21日に伝えたところによると、インドネシア国営電力会社PT PLNは、Sulawesi島の産業、特にニッケル製錬所の操業を支援するのに十分な電力があると述べた。同社のZulkifli Zaini社長は、Sulawesi SystemによるSouth Sulawesi、West Sulawesi、Southeast Sulawesi、Central Sulawesiの4つの州への電力供給のため現在664MVAの電力が確保されていると述べ、特に製錬所産業のため、4つの州の電力インフラを通じ、需要に応え、国内の電気自動車(EV)バッテリー産業の発展を支援する準備ができていると述べた。
 また、同社長は再生可能エネルギー発電所がSulawesi Systemの電力供給に大きく貢献していると付け加え、再生可能エネルギーは、Sulawesi Systemの総容量861.42MWの約30%を占めており、PT PLNは、製錬所への電力供給の信頼性を向上させるため、地域の電力網容量も引き続き改善していると述べた。
 PT PLNは、South Sulawesi州Bantaengにあるニッケル製錬会社PT Huadi Nickel Alloy Indonesia(HNI)に電力を供給する送電線容量を増やすこととしており、HNI向けの電力は、現在、既存の40MVAの容量で供給されているところ、製錬所能力の拡大につれ、170MVAの容量追加を設定しているとしている。

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