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- リチウム
豪:IGO社、中Tianqi社と共同で所有するWA州Kwinana水酸化リチウム製造工場の生産を2021年7~9月四半期にも開始か
2021年4月28日付けの地元メディアによると、豪IGO社は、同社が中Tianqi Lithium(天斉リチウム)社から49%の権益を買収することで2020年12月に同社と合意したWA州Kwinana水酸化リチウム製造工場における生産を2021年7~9月四半期には開始する見通しであることを明らかにした。同工場は当初、Tianqi社によって単独に所有されており、2019年9月に操業が開始された後に第1ステージ(生産能力24千t/年)の立ち上げが進められていたが、COVID-19の流行やTianqi社の資金繰り悪化によって2020年3月から立ち上げ作業が延期されていた。一方、豪IGO社は、Tianqi社からはKwinana工場の権益のほかにもWA州Greenbushesリチウム鉱山の権益25%を買収することで同社と合意していたが、総額2bA$とされる買収におけるプロセスも順調に進捗しており、2021年4~6月四半期には規制当局による承認も取得して完了する見通しであるとしている。
