ザンビア：Jubilee Metals Group社、廃滓堆積物からの銅精鉱回収を開始

　2021年4月29日付け、南ア・英Jubilee Metals Group社の発表によると、同社はザンビアにおいて、廃滓堆積物からの銅精鉱回収を開始し、最初の精鉱を同社のザンビアSable精錬所に納入した。権利を所有する3つの堆積場ごとに選鉱場施設を作るプロジェクトであり、堆積場ごとにRoan、Elephant 1、Elephant 2と呼ばれている。今回は、先行するRoanプロジェクトのフェーズ1にあたり、3段階に分けて試運転が行われ、最終的には年間銅量10千t相当の精鉱生産を目標とする。銅精鉱を精錬するSable精錬所は、現状、年産銅量14千tの処理容量を持つが、年産25千まで拡大する計画もある。また、残る2つの堆積場の選鉱施設についても設計作業が進められており、2022年末までには、Roanプロジェクトに続き、年産銅量12千t相当の精鉱生産量が追加される計画である。