インドネシア：PT Merdeka Copper Gold、Wetar銅鉱山に出資

　地元メディアが2021年5月3日に伝えたところによると、インドネシア証券取引所（IDX）上場の鉱業会社PT Merdeka Copper Goldは、韓POSCO社が有するPT Batutua Tembaga Raya（BTR）の株式を購入するための条件付き売買契約に署名した。PT Merdeka Copper Goldは、BTRとPT Batutua Kharisma Permai（BKP）のそれぞれ78％と84.6％の所有権を有し、Maluku州のWetar銅鉱山を所有している。銅の採掘はBKPが、処理と製錬はBTRがそれぞれ行っている。BTRは2020年に5,377tの銅カソードを生産し、2021年には生産量が大幅に増加すると予想されている。
　PT Merdeka Copper Goldは、ステンレス鋼企業の中国青山集団（Tsingshan）と協力し、Central Sulawesi州のIndonesia Morowali 工業団地（IMIP）に酸化鉄鉱プラントを開発し、PT Merdeka Copper GoldのWetar銅鉱山からの高品質黄鉄鉱を処理する計画で、鉱石には銅、金、銀、亜鉛も含まれる。