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- 銅 ウラン
豪:連邦政府、NT準州Rum Jungle銅・ウラン鉱山跡地における今後10年間に渡るリハビリテーションに予算を割り当て
2021年5月13日付けのメディアによると、豪連邦政府は2021/22年度の予算案にて、NT準州Rum Jungle銅・ウラン鉱山跡地におけるリハビリテーションが、今後10年間に渡り実施されることに伴い、予算を割り当てたことを明らかにした。同政府は、この予算額については「商業面での配慮」に基づき非公開とする。同鉱山は、Rio Tintoの前身Conzinc Riotinto of Australia社の子会社であるTerritory Enterprises社が1952年に操業を開始した後、1971年に閉山となり、1980年代に一部でリハビリテーションが行われたが、豪連邦政府とNT準州政府が2013~2016年に共同で本格的なリハビリテーションを行う準備を進めていた。また、2017年にはNT準州政府が同鉱山跡のリハビリテーション計画を策定することを発表し、2019年には同計画に関する環境影響報告書(EIS)の草案を発表していた。同計画は、2021年後半に豪連邦政府の認可が得られる見通しであるとされている。豪連邦Keith Pitt資源・水・北部豪州大臣によると、同計画では同鉱山跡地における汚染物質の廃棄物保管システムへの移動や、同鉱山の操業によって影響を受けた地下水源の修正、植生回復などが行われるとされている。
