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鉱種:
2021年5月20日 モスクワ 秋月悠也

ロシア:Orsu Metals社、Aleksandrovsky採鉱選鉱コンビナート(ザバイカリエ地方)を買収せず

 2021年5月6日付けの地元報道等によると、英Orsu Metals社(ザバイカリエ地方Sergeevskoe金鉱床を開発)は2021年5月、Rudnik Aleksandrovsky社(ザバイカリエ地方Aleksandrovskoe鉱床を開発)を買収しないことを発表した。これまで両社は、Aleksandrovsky採鉱選鉱コンビナート買収に関する拘束力のない契約を締結していた。
 また、2020年9月から、Rudnik Aleksandrovsky社は請負契約によりOrsu Metals社の資産の開発を行っており、Orsu Metals社のSergeevskoe鉱床の鉱石は、試験開発の一環として、Aleksandrovsky採鉱選鉱コンビナートの金抽出プラントで処理されていた。しかし、作業の過程で、金抽出プラントで採用されている比重・浮遊選鉱法とその後の青化法が、Sergeevskoe鉱床の鉱石の処理には適していないことが判明したため、Orsu Metals社はこの資産を購入しないことを決定した。Orsu Metals社は、代替案として直接青化法またはヒープリーチング法を検討している。
 Rudnik Aleksandrovsky社(Zapadnaya Gold Mining社傘下)は、2008年からAleksandrovskoe金鉱床を開発している。同鉱床は、Sergeevskoe金鉱床(開発ライセンスはOrsu Metals社傘下のGK Aleksandrovskoe社が2013年から所有)から5kmに位置する。

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