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2021年5月24日 シドニー Whatmore康子

豪:連邦議会上院が相互認証法の修正法案を承認、州間などにおける専門職免許の相互認証が自動化となる見通し

 2021年5月18日付けの地元メディアによると、豪連邦政府議会の上院が、専門職免許の行政区相互の認証に関する「1992年制定相互認証法(Mutual Recognition Act:MRA 1992)」の修正法案を承認したことが明らかにされた。同法案は、州/準州などの行政区間における専門職免許の相互認証手続きを、これまで行われてきた地方登録当局への届け出を不要として自動化するものであるとされており、各州/準州政府による承認を得た後、2021年7月1日から施行される予定であるとされている。一方、豪州鉱物資源評議会(MCA)は同法案について、「豪州の鉱業従事者が、官僚主義的な手続きを行わずとも州境を越えた仕事を行うことを可能とするものである。」として歓迎の意を表明し、現在、豪州産のコモディティに対する需要が増加していることからも、Fly-in Fly-Out(FIFO)の勤務形態などによる州間や地域間を移動する鉱業従事者の需要は今後も続くとしている。

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