豪：Alcoa社、再生可能エネルギーを利用した温室効果ガス低排出のアルミナ製造プロジェクトにおいて豪連邦ARENAから11.3mA$の助成金交付を受ける

　2021年5月21日付けのメディアによると、米Alcoa社は、再生可能エネルギーを利用して温室効果ガス（GHG）低排出のアルミナ製造技術を開発するプロジェクトにおいて、豪州連邦政府機関ARENA（Australian Renewable Energy Agency）から11.3mA$の助成金を交付されたことを明らかにした。同社によると、同プロジェクトは、アルミナ製造においてMechanical Vapor Recompression（MVR）技術を用いて蒸気に転換された廃熱を再利用する際、この技術で使用するコンプレッサーの動力に再生可能エネルギーによる電力を利用するものであるとされている。同社は、同プロジェクトのFSで良好な結果が得られれば、同社の操業するWA州Wagerupアルミナ工場において2023年末までに再生可能エネルギーを利用した3MW規模のMVR施設を導入する予定である。