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- 銅 コバルト
DRコンゴ:銅・コバルト精鉱の輸出禁止の免除、鉱山省との個別協議次第
2021年5月28日付けメディアによると、DRコンゴの銅・コバルト精鉱の輸出禁止について、鉱山省からの許可証があれば輸出可能になることが明らかになった。5月24日の週、Haut-Katanga州の税関当局が一旦は銅・コバルト精鉱の輸出禁止を鉱山会社に通知していたが、翌日には鉱山大臣の許可証があれば輸出を可能とする旨の訂正がなされる場面もあった。銅・コバルト精鉱の禁輸出措置については、2013年に法令が制定されているが、電力不足のなかで十分な製錬容量を確保することが難しい現実があり、度々の禁輸措置の免除がなされてきた。2020年8月には免除期間の期限を4月12日に設定していたが、その後は鉱山省との個別協議により免除がなされることになっている模様。加Ivanhoe Mines社は5月25日にKamoa-Kakula銅鉱床の生産を開始し、近々、銅精鉱を出荷することになる。Ivanhoe Mines社長のMarna Cloete氏は、「既に鉱山省には免除取得のための申請書を提出している。国内製錬所を可能な限り活用する一方で、Kamoa-Kakulaの製錬所建設についても調査を進めている。」とした。
