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パナマ:Cobre Panamá銅鉱山のロイヤルティ引上げにより年金制度の赤字補填を検討
2021年6月3日付け報道によると、政府は年金制度維持のためCobre Panamá銅鉱山からの生産に対するロイヤルティ引上げを検討している。社会保険庁は政府からの補助金を受給しているにもかかわらず年金収支が赤字であり、与党民主革命党(PRD)のPedro Miguel González書記長は、「この問題への対処として天然資源から得られる国家の利益を利用することが必要である。」、として地元メディアのインタビューに答えた。同鉱山を保有する加First Quantum Minerals社は年間2%のロイヤルティを支払っているが、この割合が低いことが以前より政府内で指摘されており、2021年5月には政府とFirst Quantum社の間でロイヤルティの再交渉が行われていることが、パナマ鉱業会議所のコメントによって明らかとなっていた。報道では、前述のGonzález書記官による発言は、Cortizo政権による鉱業推進の公約に矛盾すると指摘されている。