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2021年6月11日 メキシコ 佐藤すみれ

コスタリカ:加Infinto Gold社、Las Crucitas金プロジェクトの鉱業コンセッション無効化をめぐる訴訟は国が勝利

 2021年6月7日付け報道によると、加Infinito Gold社がLas Crucitas鉱業コンセッションの無効化に対する損害賠償を政府に求めた訴訟に関し、裁判所はこの訴えを棄却した。背景として、2011年11月にコスタリカ議会が露天採掘を禁止する鉱業法改正案を可決し、同年11月に国家管理高等裁判所がLas Crucitas金プロジェクトのコンセッションを取り消す裁定を下した。Infinito Gold社はこの措置が違憲であるとして憲法裁判所へ提訴するとともに、2014年に国際投資紛争解決センター(ICSID)を通じ政府に対して約400mUS$の賠償を求める訴えを提起していた。環境エネルギー省が同省ウェブページ内に掲載した情報によると、判決文には「国が環境保護を目的として露天採掘を禁じた改正は合法であったものの、この決定を下す際に、関連許可取得手続きが進行していたことを考慮する必要があったが、政府がこれを怠ったことにより、投資家を含むすべての管理者に対して尊重しなければならない比例原則および合理の原則に反したと判断した。その一方で、原告のInfinito Gold社は前述の対応の不備が同社に損害を引き起こしたことを実証しておらず、したがって、政府が賠償金を支払うことは適切ではないと判断した。」と記載されている。Infinito Gold社はこの判決を受け、コンセッションの取戻しも含め、今度の対応について検討中であると発表している。

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