メキシコ：Boleo銅鉱山拡張に関する住民協議実施へ、結果は2週間以内に公表予定

　2021年6月9日付け地元紙によると、Boleo銅鉱山（Baja Carfornia Sur州）拡張計画に係る環境許可申請に関し、環境天然資源省（SEMARNAT）は住民協議日程の詳細を発表した。2021年4月にAndrés Manuel López Obrador（AMLO）大統領は、SEMARNATに対し同鉱山の環境許可申請却下を指示したことを明かしていたが（2021年4月21日付 ニュース・フラッシュ：AMLO大統領、Boleo銅鉱山の拡張に係る環境許可申請の却下を指示参照）、最終的に政府はこの判断を鉱山周辺地域住民に委ねるとみられる。協議参加資格を有するのはMulegé、Santa Rosalía、San Ignacio、San Brunoの4自治体住民で、2021年6月10日以降拡張プロジェクトに関するプレゼンテーションや市民評価会議を経たのち、2021年6月18～20日に各自治体で投票が行われ、2021年6月21日正午に投票結果の公表が予定されている。