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フィリピン:環境天然資源省、引き続き露天掘り禁止令の解除を検討中
地元メディアが2021年6月17日に伝えたところによると、フィリピン環境天然資源省は、露天掘り鉱山の採掘解除について検討を続けている。大統領報道官のHarry Roque氏は、環境天然資源省のBenny Antiporda氏に確認したところ、まだ省内で検討中とのことであったと述べた。またHarry Roque氏は、露天掘りの採掘解除はDuterte大統領にとって依然受け入れがたいものであるとも述べた。同大統領は2017年11月、露天掘り採掘が引き起こす環境破壊を考慮し、露天掘り禁止に同意すると述べており、また2018年7月の国政演説では、環境保護は政府の優先事項の1つであるとして、鉱業界に環境破壊を起こさないよう警告していた。なお、Harry Roque氏は、Benny Antiporda氏から聞いたところによれば、Duterte大統領とRoy Cimatu環境天然資源大臣は、鉱業界が持続可能で環境へのダメージを最小限に抑える方法で鉱業を再構築する必要があるという点で合意していると付け加えた。
2021年4月14日に署名された大統領令第130号には露天掘りの採掘解除は含まれていない。