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豪:Morrison首相、テクノロジーを利用した脱炭素に向けた豪日パートナーシップの確立について菅首相と非公式に合意
2021年6月13日付けの地元メディアによると、豪連邦Scott Morrison首相は、2021年G7サミットに出席するために訪問した英Cornwallにおいて、日豪間でテクノロジーを利用した脱炭素に向けたパートナーシップを確立することを、同サミットに出席した菅首相と非公式に合意したことを明らかにした。Morrison首相によると、両国はこの合意に基づき、温室効果ガス(GHG)低排出の液化天然ガス(LNG)の生産、輸送、利用や、クリーン燃料であるアンモニア、再生可能エネルギーを利用した水素の製造、炭素回収利用貯留(CCUS)技術などの分野に関する相互協力を拡大し、GHG無排出または低排出である技術の開発に、適宜資金支援を行うとされている。また、Morrison首相は、同サミットの開催中においては独Angela Merkel首相とも対談を行い、水素産業の開発に関する豪独間の合意「Australia-Germany Hydrogen Accord」の意思表示「Declaration of Intent」を同首相と共同発表した。豪連邦政府とドイツ政府はこの合意のもと、それぞれ50mA$と50m€を拠出し、水素サプライチェーンに関するパイロット実験やリサーチなどを支援するイニシアティブ「German-Australian Hydrogen Innovation and Technology Incubator(HyGATE)」を確立するなどとしている。
