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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2021年6月25日 シドニー Whatmore康子

豪:Rio TintoがWA州Gudai-Darri鉄鉱石プロジェクトにおいて自動散水トラック3台を導入へ、世界初の試み

 2021年6月22日付けの地元メディアによると、Rio Tintoは、同社が2.6bA$を投じて進めるWA州Gudai-Darri鉄鉱石プロジェクトにて、世界で初めてとなる自動散水トラックの導入を行うことを明らかにした。鉱山における散水トラックは鉱石運搬路などで生じる粉塵を抑制するために主に利用されるが、今回、Rio Tintoが導入するトラックは米Caterpillar社製のもので、鉱山における空気の乾燥や埃を感知するセンサーを備えており、必要な際に散水を行うものである。また、これらのトラックは水タンクの容量が160千Lと同社が現在、所有する散水トラックのうちで最大のタンク容量よりも33%大きく、車体に水を補給する必要性が生じた際にはこれを感知して水補給所に自走で移動し、水を自動補給した後に現場に自走で戻るという機能も備えている。同プロジェクトは2022年初頭に操業立ち上げが完了する予定であり、フル操業となれば生産能力が43百万t/年となると予測されている。

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