豪：NSW州政府が2021/22年度予算案において鉱業分野に総額200mA$近くを割り当て、クリティカルミネラルに焦点を当てたイニシアティブを実施へ

　2021年6月23日付けの地元メディアによると、NSW州政府は、2021/22年度の予算案において、鉱業分野に総額で200mA$近くを割り当てたことを明らかにした。同政府はこの額の内訳として、環境面などで高いリスクを伴う鉱業跡地における今後10年間の現場調査や汚染防止措置などに約100mA$、地質データを利用した採掘や探鉱に対する投資の促進に34.5mA$、鉱山や油田などにおける保安の統制に33.6mA$、1992年制定鉱業法（NSW）への準拠に関する調査などに9.2mA$を割り当てたとしている。また、NSW州John Barilaro副首相によると、同政府は同年度において、クリティカルミネラルや、電気自動車（EV）や携帯電話などのハイテク製品の材料として使用される銅、ニッケル、コバルトなどの鉱物に焦点を当てたイニシアティブを数多く行っていく予定であるとされている。