豪：IGO社、中Tianqi社からWA州Greenbushesリチウム・タンタル鉱山とKwinana水酸化リチウム製造工場の権益を買収する手続きを完了

　2021年6月30日付けのメディアによると、豪IGO社は、同社が中Tianqi社からWA州のGreenbushesリチウム・タンタル鉱山とKwinana水酸化Li製造工場の権益を2bA$で買収する手続きを完了したことを明らかにした。両社はこの買収について2020年12月に合意を締結しており、IGO社は買収手続きが完了したことにより（2020年12月14日付 ニュース・フラッシュ：IGO社、中国Tianqi社よりWA州Greenbushesリチウム・タンタル鉱山とKwinana水酸化Li製造工場の権益を買収へ参照）、Tianqi社が51％、米Albemarle社が49％の権益保有比率で操業する同鉱山と、Tianqi社の完全所有である同工場の権益をそれぞれ約25％と49％保有することになる。IGO社によると、両社はKwinana工場において操業立ち上げを既に開始しており、2021年下半期に水酸化Liの生産を開始する見通しであるとされている。