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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2021年7月12日 ヨハネスブルグ 原田武

ルワンダ:コロナ禍に伴うロックダウンの影響で錫の一時的な減産の可能性

 2021年7月6日付け、錫の業界団体・国際錫協会(ITA;International Tin Association)の発表によると、ルワンダにおいてコロナ禍に伴うロックダウンが発令され、その影響で同国の錫生産量が減少する可能性がある。錫は同国の主要輸出品目であり、2020年はロックダウンの影響を受けて、錫精鉱の生産量が2019年比25%減の錫量約1.7千tとなった経緯がある。最近の新型コロナウイルス感染者数増を受けて、同国政府は2週間のロックダウンを導入し、その間、民間企業は50%の従業員数での営業になる。鉱山も同様であり、2020年同様に一時的に錫生産量減となりうる。しかし、2020年はロックダウン後には急速に生産量が回復していることから、今回も、年間生産量への影響は比較的軽微なものになると考えている。

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