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ニュース・フラッシュ

鉱種:
リチウム
2021年7月15日 サンティアゴ 兵土大輔

アルゼンチン:International Lithium社、Marianaリチウムプロジェクトの資源量を更新

 2021年7月8日付けにて、加International Lithium社(本社:バンクーバー)は、Marianaリチウムプロジェクト(Salta州)の資源量を更新したと発表した。同社によると、精測・概測資源量が2019年比でリチウムのカットオフとなる濃度:319mg/Lの場合、55%増の6,854千t(LCE換算)に増加したと報告した。同社のJohn Wisbey会長兼CEOは、「今後の課題は、この資源量のうちどの程度経済的にリチウムを生産できるかということであり、それは採用されるテクノロジーに大きく依存する。現在のところ、蒸発法を利用すると水位に悪影響を与えずにリチウムを抽出できる一方で、環境規制により200千tが生産量の上限となる。将来的に、同プロジェクトで適切な抽出技術が見い出され、生産量が改善されることを期待する。」とコメントしている。
 同プロジェクトは、2021年7月上旬にSalta州から環境影響報告書の承認を受けている。また、炭酸リチウム生産プラント(炭酸リチウム生産能力は200千t/年)建設のため、580mUS$を投資すると発表している。

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