ペルー：エネルギー鉱山省、Huancuireコミュニティに対話協議を呼びかけ

　2021年7月14日付け現地紙によると、エネルギー鉱山省（MINEM）は、Aprimac州Cotabambas郡Huancuireコミュニティの住民らが2021年6月半ば頃からLas Bambas銅鉱山のChalcobambaエリアで抗議デモを行っていた件に関して、2021年7月13日に対話協議が予定されていた同コミュニティの会館において、首相府、MINEM、Minera Las Bambas社の代表者らが待機していたにも関わらず、コミュニティ側の一方的な会場変更の要請が行われた結果、協議不成立となったと報告した。
　MINEMによれば、同コミュニティのOchoa代表は複数回にわたり電話で会場の変更について脅迫を交えて要請した一方、MINEM代表者は2021年6月30日の事前会合に基づき決定された会場を尊重すべきであるほか、新たな提案先の場所は安全が確保できないとして双方合意に至らず、協議は中止された。
　MINEMは、Huancuireコミュニティに対し相互の尊重に基づく対話の再開に応じるよう呼びかけを行っている。