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南ア:KwaZulu-Natal州の暴動を受け、Assmang社がマンガン合金生産に係る不可抗力を宣言
2021年7月19日付けメディアによると、南アAssmang社は南アKwaZulu-Natal州にある施設からのマンガン合金生産について、顧客に対する不可抗力宣言を発出した。7月10日にJacob Zuma前大統領が裁判所への不敬罪を理由に投獄されたことを引き金にして、同州及びGauteng州の一部市民による暴動や略奪が起きており、本宣言も同州における暴動及びDurban港の閉鎖を理由としている。
鉄道・港湾を運営する国営企業Transnet社からは、7月12日の週の週末時点でDurbanの港湾とターミナルの運営が徐々に正常化していると発表されたが、アナリストによると、港湾の混乱が緩和されるまで2週間を要する可能性があり、中国へのマンガンの輸出に影響が出ると見ている。Assmang社のAlternate DirectorのRorie Wilson氏は「状況はまだ正常に戻っておらず、操業再開は長期的に遅延するだろう。港湾には大きな在庫を抱えることになる。」と述べた。一方で、同社のマンガン・鉄鉱石の採掘作業については、通常通りの操業が行われている。