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インドネシア:PT PAM Mineral、IPO資金をニッケル鉱山開発に充当
2021年7月9日付け現地メディアによると、ニッケル鉱山会社であるPT PAM Mineralは、新規株式公開(IPO)により200bIDR(インドネシア・ルピア)を調達し、2021年7月8日にインドネシア証券取引所に株式を上場した。
調達した資金は、同社とその子会社の運転資金、および埋蔵量増加のための探査活動に使用される。同社のRudy Tjanaka社長は、電気自動車(EV)用バッテリーの主要材料としてニッケルの需要が高い中、同社は明るい展望を持っていると述べる。
2008年に設立されたPT PAM Mineralは、中央Sulawesi州Morowali県Bungku Pesisir地区Laronai村に198haのニッケル鉱区を所有している。IPO前は、PT Pam Metalindoが60%、残りの40%をPT Artha Perdana Investamaが所有していた。
PT PAM Mineralは、子会社のPT Indrabakti Mustika(IBM)を通じて、東南Sulawesi州Konawe Utara県Langgikima地区にも576haのニッケル鉱区を所有している。
同社によると、この2つの鉱区のニッケル鉱石のニッケル含有率は1.4~1.8%。これまでに採掘されたのはMorowali鉱区の47haのみで、Konawe Utara鉱区の約435haはまだ採掘されていない。