中国・ギニア：中国アルミ業、ギニアと広西チワン自治区で主要アルミプロジェクトを開始

　2021年7月16日付け現地紙によると、中国アルミ業が、積極的に海外のボーキサイト資源開発に乗り出している。資源開発が現地経済社会の成長を促しつつ、市場価格の安定に向けて同社のボーキサイト資源確保を拡大する狙いである。
　2020年4月、同社は、ギニアで生産規模12百万t/年のBoffaボーキサイトプロジェクトの建設を完了、稼働開始した。本プロジェクトの利用可能資源埋蔵量は約1.75十億tで、マインライフは60年とされている。このほか2020年9月、同社は、広西チワン自治区で生産規模2百万t/年の華昇アルミナプロジェクトの生産を開始した。同社関係者によると、これらの主要プロジェクトが稼働することによって、中国アルミ産業の持続可能な発展に向け資源を確保し、2021年中の国内アルミナ価格は、2020年比でほぼ横ばいになるとみられる。