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インドネシア:中国青山集団(Tsingshan)、北Malukuの銅製錬所プロジェクトを推進
2021年7月22日付け現地メディアによると、中国青山集団(Tsingshan)は、金・銅の大手PT Freeport Indonesia(PTFI)との提携に失敗したにもかかわらず、インドネシアの北Maluku州にあるWeda Bay Industrial Parkでの銅製錬所の開発計画を推進する。
これは、エネルギー鉱物資源省のRidwan Djamaluddin鉱物・石炭局長が語ったもので、Tsingshanはパートナーなしでプロジェクトを開発すると述べた。また、Tsingshanは、Weda bayの銅製錬所プロジェクトを単独で継続するとした。
PTFIは、東Java州Gresikに年産1,700千tの銅製錬所を建設する計画を進めていたが、Tsingshanとの提携案が合意に至らなかった。銅製錬所の完成は、2024年末を目指している。PTFIは、政府との鉱山契約に基づき、今後数年間にわたって銅精鉱の輸出を継続するための条件として、国内での銅製錬所の開発が求められている。
莫大な投資が必要であることや製錬事業の利益率が低いことなどから、PTFIはGresikのプロジェクトの実現に苦慮していたが、Tsingshanは2020年にPTFIに対して、同社のWeda bay工業団地に年産2.4百万tの銅製錬所を建設し、年間600千tの銅カソードを生産することを提案した。総投資額は2.5bUS$で、そのうち92.5%以上をTsingshanが、残りをPTFIが負担するものだった。また、Weda bayでリチウムイオン電池(LIB)を開発するというTsingshanの計画をサポートするものだった。