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インドネシア:PT PLN、Huadiのニッケル製錬所への追加電力供給を延期
2021年7月23日付け現地メディアによると、国営電力会社PT PLNによる南Sulawesi州BantengにあるPT Huadi Nickel Alloyが所有するニッケル製錬所プロジェクトへの追加電力供給は、COVID-19規制(PPKM政策)のために遅れている。
PT PLNのSulawesi、Maluku、PapuaおよびNusa Tenggara地域担当ビジネス・ディレクターのSyamsul Huda氏によると、PPKM政策のために、Huadiニッケル製錬所の拡張プロジェクトを完成させるための中国からの専門家の到着が遅れている。
また、追加の電力供給は当初の予定である2021年7月から同年9月に再設定された。PT Huadi Nickel Alloyは、ニッケル製錬所の容量を拡大するため、最大170MVA(メガボルトアンペア)の追加電力供給を要求している。
PT Huadi Nickel Alloyは、南Sulawesi州Banteng県Pajukukang郡Papan Loe村で、2012年からフェロニッケル製錬所プロジェクトの建設を開始した。2020年の報道によると、同社は2021年4月の完成を目指して、炉の数を2基から6基に拡張することを計画している。同社は最大で8つの炉を建設し、合計で年間200千tのフェロニッケルを生産する予定である。
