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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ウラン
2021年7月30日 バンクーバー 佐藤佑美

加:Cameco社、既存及び新規原子力需要増に強い期待

 加Cameco社が2021年7月28日付けで公表した2021年Q2業績によれば、新型コロナウイルスの感染拡大を受けたSK州Cigar Lakeウラン鉱山のケア&メンテナンスにより、当期純損失は37mC$となった。同鉱山は7月上旬、近隣での山火事発生を受けて生産活動を一時停止していたが数日後には再開。今後更なる混乱が生じない限り、最大12百万lb(約5,400t)/年を生産できる見通しだとしている。Tim Gitzel社長兼CEOは、世界的な脱炭素化の流れの中で既存及び新規原子力発電需要が高まっているとコメントし、同産業の未来に強い期待を寄せている。なお、同社は2021年7月7日、GE Hitachi Nuclear Energy社及びGlobal Nuclear Fuel-Americas社との間で、カナダ及び世界における小型モジュール原子炉(SMR)の商業化を促進するためのMOUを締結している。

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