スイス：Glencore、2021年上半期決算を公表

　2021年8月5日付けのプレスリリースによると、Glencoreは2021年上半期決算を公表した。2021年上半期の調整後EBITDAは、コモディティ価格の上昇により前年同期比79％増の8,654mUS$であり、株主に帰属する純利益は1,277mUS$（2020年同期は2,600mUS$の純損失）となった。純負債は10,624mUS$であり、ターゲットレンジである10～16bUS$の下限に近付いている。また、好業績を踏まえ1.2bUS$の追加株主還元を行う。同社CEOのGary Nagle氏は「2020年初めの新型コロナウイルスによる深刻な世界的影響後の景気回復、需要の加速と供給制約を受け、我々が扱うコモディティの大半が数年ぶりの高値に急上昇した。財政・金融の刺激策、ワクチン展開の成功、エネルギーシステムの脱炭素化に関連したモメンタムの高まりは、今後も鉱業セクターのセンチメントを支えるものとなるだろう。」との声明を出している。