エクアドル：「鉱業セクター行動計画」に関する大統領令を発布

　2021年8月5日付けエネルギー再生不能天然資源省の発表によると、Lasso大統領は「鉱業セクター行動計画（Plan de Acción para el sector minero）」を発布する行政令第151号に署名した。
　本計画の主な目的は、環境・社会的に責任を持った鉱業の開発、地方の地質学的ポテンシャルの把握、国内・海外からの投資の促進、鉱物資源利用のためのベストプラクティスを実施すること、とされる。
　また、本計画には違法鉱業根絶のための包括的戦略の策定も含まれている。
　大統領令に基づき、エネルギー再生不能天然資源省は、今後100日以内に憲法裁判所が定めたガイドラインに従い、合法かつ責任ある鉱業を行うための条件を透明性のある方法で広報を行う。また、政府の決定や許可が先住民族・部族のテリトリーに影響する可能性があるケースに対応するため、先住民族・部族にとって参加自由で十分な情報が得られる事前協議（consulta previa）のプロセスに関する規則の制定を進めるとともに、零細鉱業従事者の正規化計画を策定する。
　大統領令の署名は政府・鉱業セクター間会議の場で行われた。鉱業会議所Bustamante理事は、政府と連携して行っている不断の取り組みは、「最も高い水準の責任を持った鉱業活動への支援」をフォーカスするものであると述べた。
　大統領令は以下に掲載されている。
https://www.recursosyenergia.gob.ec/wp-content/uploads/2021/08/wp-1628209776656.pdf